トレーニングしてもお腹が痩せない人はパーソナルを活用しよう

トレーニングしてもお腹が痩せない人はパーソナルを活用しよう

長年パーソナルトレーナーとして活動していると、お客様がパーソナルジムを探し始める動機としてダイエットというワードを良く耳にします。その中でも特に、お腹が痩せなくて困っているという方が圧倒的に多いです。それと同時に、ネットでお腹の痩せさせ方等を調べて知識をある程度持っている方も居るのですが、そのほとんどが間違った情報だとつくづく実感します。代表的なものに腹筋トレーニングをするとお腹が凹むとか、たった5分でお腹が痩せる魔法のトレーニング方法のようなキャッチーな内容があります。100%間違ってると断言は出来ませんが、そのほとんどがパーソナル側の思惑であり、真実ではありません。今回はお腹がなぜ痩せ難いのか?どうやったらお腹を痩せさせる事が出来るのか?についてコラムを書きたいと思います。

トレーニングでお腹が痩せないのは現代病?

お腹が痩せないのは足首のせい?

当パーソナルトレーニングジムenbodyではオリジナルアンクルメソッドとして、人間の身体の土台である足首に着目して、足首の矯正から身体全体の調整を行っています。この足首の歪みが全身に波及してぽっこりお腹や下半身太り、敷いては肩こり腰痛等を引き起こしています。足部というのは非常に複雑な構造をしていて、元来凸凹な場所を歩く時に足裏を吸着させてバランスを取ったりする機能を持ち合わせています。しかし、日本は道路が舗装されて凸凹道が無くなった事と靴の発達により、この足裏の機能が不要になりつつあります。つまり日本に住んでいる限り、ほとんどの人の足首が歪んでいるのです。先ほどの話に戻しましょう。足首が歪むと、その歪みが全身に波及して身体全体が歪みます。そして日本人はほとんどの人の足首が歪んでいる。つまり日本人は身体が歪んでいる人がほとんどなので、お腹が出てしまって痩せにくいというのは、もはや腰痛に並ぶ国民病なのです。


トレーニングでお腹が痩せない原因はスマホ

近年、スマートフォンの台頭でストレートネックに悩まされている人が増えてきました。ストレートネックとは首の骨(頸椎)が本来持っている湾曲の線が無くなり、真っ直ぐになってしまう姿勢の事を指します。このストレートネックに釣られて姿勢が悪化してしまいます。この姿勢の悪化がぽっこりお腹を形成し、痩せにくい身体になってしまうんです。ストレートネックと聞くと肩こりのイメージがあるかもしれませんが、人間の身体は全て繋がっているので、とある部位が歪んでしまうと連動して歪んでしまいます。ストレートネックは猫背を誘発し、猫背は骨盤の後傾を誘発するので、お腹に力(腹圧)が入らなくなってしまいます。お腹に力が入らないと、本来肋骨で守られている内臓が下垂してきて剥き出しになり、この剥き出しになった内臓を外部の衝撃から守ろうと脂肪を付けてしまうのです。繰り返しになりますが、スマホによってストレートネックを誘発し、ストレートネックによって姿勢の悪化を助長し、姿勢の悪化がぽっこりお腹を形成してしまうのです。しかし、現代においてスマホ無しでは仕事もプライベートも過ごす事は出来ません。なので、スマホを見ないというよりもスマホによって起こってしまう悪影響をトレーニングやストレッチ等で解消する方向に切り替えて、対応していく必要があります。

トレーニングでお腹が痩せるのは最後の最後

当パーソナルトレーニングジムenbodyのお客様でダイエットが順調に進んでいるけど、お腹だけ痩せてこないと悩まれる方が数多くいらっしゃいます。よく部分痩せという言葉を耳にしますが、この部分痩せが出来るのならお腹だけが痩せないというのはおかしな話になってしまいます。つまり部分痩せは出来ないのです。部分痩せというのは捉え方の問題で、トレーニングする事で特定の箇所の筋肉を付ける事が出来るので、引き締める事は可能となります。ただ、筋肉を付けて引き締めるのと、脂肪を落とすのは全くの別物です。これを部分痩せというワードでお客様を惑わしているのが実態です。でも部分痩せ出来ないとしても、お腹が痩せないという人が多発するのは何故でしょうか?答えは、体脂肪が落ちる順番が存在するからです。年齢や性別、体質によって差はあるものの、おおよそ肝臓に遠い部分から痩せていき、肝臓に近いほど痩せにくいとされています。つまりお腹や腰回りは特段、痩せにくいのです。身体の要らない部分、つまり腕や足、頬の脂肪は簡単に痩せていきますが、内臓があったりして保温と保護をしないといけない部分には体脂肪が付きやすいので、痩せにくくなっています。この事実を知らないとせっかくパーソナルまで着けてトレーニングを頑張っているのに、結果が出る前に心が折れて成功せずにパーソナルを辞める結果になってしまいます。

腹筋トレーニングをやってもお腹は痩せない

腹筋トレーニング≠お腹が痩せる

本屋さんのトレーニングコーナーに行くと「この腹筋だけでくびれをGET」とか「ウエストマイナス5cm!奇跡の一日10分腹筋トレーニング」などのキャッチーなタイトルの本に目を引かれます。掲題にも示したように、腹筋のトレーニングをする事でお腹が痩せるという事は有り得ません。そもそも筋肉を鍛えるという事と体脂肪を落とすという事はイコールではないのです。例えば二の腕のトレーニングをすると、弛んでいた二の腕の筋肉である上腕三頭筋が鍛えられ、引き締まります。弛んでいた吊り橋のロープをきつく締め上げると、吊り橋がピンと真っ直ぐになるのと同じようなイメージです。ただし、二の腕の体脂肪は落ちないので、皆さんがイメージするような二の腕のシェイプアップとはまた違った効果となります。腹筋も同じで、弛んでいた腹筋がピシッと引き締まる事で、一時的にお腹周りが痩せたと感じるだけなのです。お腹がなかなか痩せないとお悩みの方は腹筋をするまえに一度、トレーニングの内容を見直したり、パーソナルトレーナーに相談してみてはいかがでしょうか?


腹筋が無いとお腹が痩せない?

先ほど腹筋を鍛えてもお腹は痩せませんという事は記載しました。しかし、腹筋がないとお腹が痩せないというトンチのような事をここでは書かせていただきます。姿勢が悪いと内臓に仕舞ってある内臓が下垂してきて剥き出しになり、それを保温または保護する為に体脂肪が付きやすいというお話をしました。これを解消するには正しい姿勢を作り、脳みそに「ここ(お腹周り)の脂肪は要らないんですね。じゃあエネルギーとして使っちゃいます」と意識させないとなりません。この正しい姿勢を作る為にお腹の力(腹圧)が必要になり、このお腹の力の正体が腹筋なのです。式で表すと腹筋=お腹が痩せる!ではなく、腹筋=姿勢が良くなる=お腹が痩せる!となるのです。腹筋だけやってもお腹周りの脂肪が落ちて痩せるという事はありませんが、腹筋を鍛える事で遠回りしながらでもお腹周りは確実に痩せていくので、決してめげずに腹筋のトレーニングは取り入れるようにしましょう。

お腹が痩せるトレーニング

ではお腹を痩せさせる事が出来る腹筋のトレーニングとは何なのか?を紹介していきます。腹筋は大きく分けて4つの部位に分かれています。腹直筋といういわゆるシックスパックに当たる部分で、お腹の真ん中に縦に付いています。その横を内腹斜筋と外腹斜筋という筋肉が走行しています。そしてお腹周りを囲むように腹横筋という筋肉が付着しています。まずはこの解剖学をネット等で検索しながらイメージするようにしてみてください。姿勢を保持する為にもっとも必要なお腹の筋肉は腹横筋です。この腹横筋が弱いと身体の軸を保つ事が難しく、姿勢が正しく保てません。この腹横筋を鍛えるには腹式呼吸が一番あ手っ取り早く、場所も時間も取りません。腹式呼吸の際、最後息を吐き切った所で更に2~3プッシュ吐き出すようにしてみると効果的です。その他、プランクというお腹を鍛えるトレーニングが有名です。こちらも畳1畳分のスペースがあれば出来るので、一日1回30秒で良いのでやってみてください。

パーソナルでお腹を痩せさせるには?

お腹が痩せる足首トレーニング

今回のコラムの冒頭でも書きましたが、身体が歪む事で姿勢が崩れ、ぽっこりお腹を形成してしまいます。そして、その歪みの出発点が足首なのです。足首をしっかりと鍛える事で、身体全体の歪みを改善し、下半身痩せや猫背解消、ストレートネック改善、しいてはポッコリお腹の解消にも繋がっていきます。その足首トレーニングを自宅で出来る簡易版として紹介します。この足首トレーニングですが、当パーソナルトレーニングジムenbodyで提供している内容をそのまま文章化すると難しすぎて本質が伝わらないので、少しでも興味のある人は是非体験に来てください。トレーニングといえるほどのものではありませんが、まずは裸足で過ごすようにしてください。これだけでも足の裏を活性化する事が可能です。続いてお勧めなのがスクワットトレーニングです。ただのスクワットトレーニングではなく、こちらも裸足で行い、足裏を床にしっかりと吸着させるように足指を噛みながらトレーニングしてみてください。トレーニング動作中に足裏がヒクヒクしないように注意し、足指も浮かないように注意してみてください。最後はカーフレイズトレーニングです。インターネットで「カーフレイズ」と検索してみてください。このカーフレイズトレーニングももちろん裸足で行い、足首を伸ばした所から更に頑張って1cm背伸びするようにしてみましょう。この時に体重が小指側に流れやすいので、母指球側に体重が掛かっている事を常に意識しながらトレーニングしてみてください。この3つを毎日または2日に1回やるだけでも、足首の歪みの改善に繋がってきます。是非時間を見つけてトレーニングしてみてください。


お腹が痩せる正しい姿勢トレーニング

ぽっこりお腹でなかなか痩せない人は姿勢を正しましょうと伝えていきました。じゃあその姿勢を正すためのトレーニングとは?という事で、ここでは正しい姿勢を作る為のトレーニングを紹介していきます。姿勢の悪化というのは様々な要因によって引き起こされるので、このトレーニングをすれば誰もがスッキリ改善。とはいかないのですが、私が今まで見てきた中で姿勢不良の原因となっている確立が高い部位のトレーニングを紹介します。まずはヒップリフトです。こちらもインターネットで「ヒップリフト、トレーニング」と検索してみてください。そのトレーニング画像を見ながら、これから記載する注意点を読んでみてください。お尻を持ち上げる際に、姿勢が悪い人は腰の筋肉を使って上体を持ち上げながらトレーニングしようとします。このトレーニング方法では逆に反り腰を助長してしますので要注意です。肋骨は床に着けたまま、お尻を締めるように意識し、もも裏(ハムストリングス)とお尻の筋肉を収縮させながらお尻を持ち上げてみましょう。可動域が小さくなり、やりにくさを感じる人も居るかもしれませんが、これが正しい姿勢を作る為のお尻トレーニングになります。このトレーニングを20回×2セット毎日行ってみてください。次に紹介するのが、背中のトレーニングです。こちらもトレーニングのイメージがしやすいようにインターネットで「ラットプルダウン、トレーニング、タオル」と検索してみてください。タオルを両手で引っ張りながら頭の後ろに引いてくるトレーニングですが、こちらもいくつかポイントがあります。まず手の幅は床に対して45度くらいを目安に開きます。そのまま肘を背中の方でくっつけるようにイメージしながら肩甲骨を寄せてみましょう。背中の筋肉が収縮するのが分かりますか?この時に鏡があれば、肩がすくんでいないか確認してみてください。肩がすくんでしまっている人は、トレーニングの効果が背中ではなく首になってしまいます。柔軟性の高い人はタオルを引いてくる位置を、身体よりも後ろ側にイメージしてみると効果的です。このトレーニングも20回×2セットを毎日行ってみてください。この2つのトレーニングをするだけでも、胸が張れるようになり、正しい姿勢に近づくことが可能となります。その他、より繊細に美姿勢を作りたい方は、一度当パーソナルトレーニングジムenbodyの体験にお申込みください。

お腹が痩せてくるまで忍耐が必要

ここまでお腹がなかなか痩せない生理学的な理由や、お腹を痩せさせる為に出来るトレーニングを紹介してきました。このコラムを読んで、少しでもトレーニングへのモチベーションが上がってくれたのなら幸いです。当パーソナルトレーニングジムenbodyのお客様でも、初回のカウンセリング時に今回のコラムのような話をするとモチベーションが上がり、一生懸命にパーソナルでのトレーニングや自宅でのトレーニングに励んでくれる人が居ますが、中には途中で心が折れてしまい、パーソナルも自宅でのトレーニングも辞めてしまう人が居ます。その一つの理由として、他の部分は痩せてきたけどお腹がなかなか引き締まらないというご意見です。お腹が痩せるのは最後と書きましたが、お腹周りは大切な臓器があり保温と保護を体脂肪が担っています。これを解消するためには忍耐力がどうしても必要となってきます。お腹以外に痩せてきた部分があるとしたら、それはトレーニングの成果であるので、まずは成功している事柄に目を向ける意識を持たないと、途中で挫折してしまい、その反動で食べすぎたりしてしまいます。その結果、パーソナルでのトレーニングを始める前よりも体重が増加してしまい、また新たに都合の良いキャッチ―な触れ込みのパーソナルジムに入会してしまう、、、この繰り返しだけは避けてもらえたらと思っています。何でお腹が痩せないんだろうと思っている方は、このコラムを何度も読み返し、生理学的な理屈も熟知していただけるとトレーニングへのモチベーションも常に高く保つ事が出来ますので参考にしてください。

まとめ

今回はダイエットに励むほとんどの人に該当するお腹を痩せさせる方法論や生理学についてコラムを書きました。思い当たる事があったとトレーニングへのモチベーションが上がった人も居れば、逆に絶望してトレーニングへのモチベーションが下がった人も居るかもしれません。ただ、今回のコラムの内容に嘘はないので、ご自身で上手く咀嚼消化していただき、明日からのトレーニングの一助になれましたら幸いです。当パーソナルトレーニングジムenbodyでは今回書いた内容をより深い所まで初回のカウンセリング時にお話ししています。姿勢不良は人それぞれ細かく違います。よりパーソナルに自分の身体について知りたいという方は、ホームページやInstagramのDM、公式ライン等から体験トレーニングをお申込みください。

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このパーソナルトレーニングコラムを書いた人

月島・勝どきエリアのパーソナルジムenbody 代表パーソナルトレーナー原田 雅人

メッセージ

当パーソナルトレーニングジムでは「パーソナルトレーニングを通じて、お客様の人生の質の向上をお手伝いする」をモットーに活動しております。
私自身、幼少期から様々な身体の不調に悩まされてきましたが、それを解決してくれたのがトレーニングでした。
ぜひ今あるお悩みを解決してもっと幸せになって頂くためのお手伝いをさせて下さい。
パーソナルトレーニングを通じて皆様の人生を向上させる事ができる事の喜びと責任を持って、常にベストな提案をしてまいります。
今に驕ることなく、日々探求しながらより良いサポートができるように邁進しております。
そしてこの地域に少しでも貢献していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。


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