誰もが悩むぽっこりお腹。特に女性はウエスト周りは男性よりも気にされる方が多い印象です(もちろん男性でもぽっこりお腹を改善したいという方は数多くいらっしゃいます)。ぽっこりお腹を改善するために試行錯誤したけど、どうしても落ちませんという方が、最後の駆け込み寺として当ジムにお越しくださるパターンも多々あります。今回はぽっこりお腹を改善するためのノウハウをコラムに書いていきたいと思います。永久保存版として、是非お気に入り登録してみてください。
女性のぽっこりお腹改善の嘘
女性の敵！ぽっこりお腹！
腹筋でぽっこりお腹が凹むはウソ
ぽっこりお腹を改善する為に皆さんが最初に取り組む筋トレが腹筋かと思います。お腹周りを凹ますにはやはり腹筋が有効！と思うのが普通だと思います。しかし残念ながら腹筋＝ぽっこりお腹の改善という公式は成立しません。そもそも私達は部分痩せというのは出来ません。正確に言うと、部分的に脂肪を落とす事は出来ません。よく夏前になると「二の腕を細くしたいです。」とか「二の腕が太ってきたので痩せたいです。」と言う方がいらっしゃいます。こういった方に二の腕のトレーニングとして腕立て伏せやプレスダウン、フレンチプレスなどの二の腕の筋トレは実践してもらいます。しかし、これはあくまでも二の腕の筋肉を引き締める為に行っているので、二の腕周りの脂肪を落とす目的では実践しません。弛んでしまった筋肉に筋トレで刺激を入れる事でピン！と引き締まるイメージです。緩々の吊り橋の縄を両サイドから引っ張ると、吊り橋がピンと真っすぐ張りますよね？この吊り橋と同じ原理です。つまり腹筋を行う事でお腹周りの脂肪は落ちないけど、腹筋そのものは「キュッ！」と引き締まるのです。しかしぽっこりお腹の人は腹筋の上に体脂肪がたくさん付いてしまっている状態なので、体脂肪を落とさない限りお腹周りはスッキリしません。CMなどで腹筋の筋トレを頑張って、劇的なビフォーアフターを見せられたら「腹筋を頑張ればぽっこりお腹が解消できるんだ」と思って取り組む人が居ますが、そもそもそのビフォーアフターは腹筋のみでは作られていません。モニターにお金を払って厳しい食事制限をさせて、数ヶ月で劇的に痩せたのを「腹筋だけで痩せた」と見せるのが上手いのです。リテラシーの高い皆さんは、間違った情報や企業側の戦略に惑わされないように注意してくださいね。
サプリでぽっこりお腹が凹むはウソ
忙しい女性には嬉しい飲むだけでぽっこりお腹が解消される夢のようなサプリ。これも情弱ビジネスの最先端です。単純に飲むだけでぽっこりお腹が解消するなら、医薬品として糖尿病患者にどんどん処方しますよね…それで医療費が下がれば国の財政も多少楽になる…話がそれましたが、そんな夢のようなサプリはありません。誤解が無いように言っておくと、ぽっこりお腹を解消する為のサプリは、効果が無いという訳ではありません。まどろっこしい表現をしましたが、その類のサプリはぽっこりお腹解消のサポートをしてくれるのです。例えば緑茶やコーヒーにはカフェインや茶カテキンが入っていますが、これも脂肪燃焼のサポートをしてくれます。ここの表現を広義に捉えれば、緑茶やコーヒーもぽっこりお腹解消に役立ちます。しかし、緑茶やコーヒーは飲むだけでは脂肪燃焼には至らず、飲んだ後に運動をしないと脂肪は燃焼しません。このように、脂肪燃焼系のサプリはそのほとんどが「プラスαで有酸素運動が必須」という商品がほとんどです。ぽっこりお腹というパワーワードに目を釘付けにされて、内容用法を理解せずに手に取るのは辞めましょう。
ファスティングでぽっこりお腹は凹むのか？
「１日１食が健康の秘訣」「ファスティングで新しい自分に生まれ変わる」など、ファスティングが巷で大流行しています。私も個人的には週末ファスティング等は行っています。大前提としてファスティングは体調管理…つまり腸内環境正常化の為に行うものだという事を理解しておいてください。私達は月曜～金曜まで働いて週末はお休みするというルーティンがあったりしますが、私達の腸は絶えず働いています。ずっと稼働し続ける事で、腸内が汚れてしまいうのです。掃除もせずに稼働し続けた工場を想像してみてください。埃が舞ったり、ベルトコンベヤーは油まみれで流れが悪かったりと、良い事は全くありませんよね？これが腸内でも起こってしまうのです。すると脂肪燃焼の為にエネルギーを作り出したいのに、腸という工場の稼働率が下がってしまい、代謝が下がってしまいます。そこで数日間、食べ物を取らない事で腸内をクリーニングしよう！というのがファスティングの本当の狙いです。もちろん腸内環境が整えば、代謝があがるので最終的に痩せやすい体質になりますから、ぽっこりお腹の解消にも役立つでしょう。更に食べ物を取らない事で、腸内に食べ物が無くなってくるので、瞬間的にぽっこりお腹が解消されたように見えますし、水分も落ちていくので体重もみるみるうちに落ちていきます。ただ、これはあくまでも腸内の便と体内の水分が落ちただけの体重減少です。体脂肪はほとんど落ちていません。ファスティングは腸内環境正常化という意味で個人的にはお客様に進める事も多いのですが、意図を間違えると大変なことになってしまいます。ファスティング≠ぽっこりお腹解消ではありませんので、こちらも注意が必要です。
女性がぽっこりお腹になってしまう理由は？
女性は骨盤周りを守る為ぽっこりお腹に
女性は赤ちゃんを守る為にぽっこりお腹になりやすい
女性の骨盤周辺には子宮という、子供を妊娠するための器官があります。「生物」という大きな括りで見ると、全ての生物は子孫繁栄が生を受けた意義と捉える事も出来ます。その為、子宮がある骨盤周辺というのはとても大事な場所なのです。子宮が冷えてしまうと機能低下してしまうのでぽっこりお腹にして保温をするし、外部から衝撃に備えてぽっこりお腹にしてクッション材にします。万が一、栄養不足になった場合に備えてぽっこりお腹にして子宮周りに予備のエネルギーを備蓄します。このように、男性に比べて女性の方がぽっこりお腹になりやすいという側面があります。また、女性は内臓脂肪よりも皮下脂肪が付きやすいので、一度ぽっこりお腹になってしまったら、なかなｋ解消するのが難しいのです(女性に多い皮下脂肪よりも、男性に多い内臓脂肪の方が落ちやい性質を持っている為)。女性に比べて男性の方がぽっこりお腹が多いというイメージを持たれる方も居ると思いますが、男性の場合はほとんどが内臓脂肪…つまり飲み食いの結果だったりします。同じぽっこりお腹でも、男性と女性ではぽっこりお腹になるまでの経緯が違うので、落とし方のアプローチも変わってきます。正しい筋トレがぽっこりお腹解消の第一歩なので、まずはご自身のぽっこりお腹の原因を解明する事から始めましょう！
姿勢の悪さがぽっこりお腹を作る
姿勢が悪いと、ぽっこりお腹リスク爆増
男性と女性でぽっこりお腹になる経路は違うという話をしましが、男性女性共に共通するぽっこりお腹までの経路があります。その一つ姿勢です。姿勢が悪いとぽっこりお腹になり易いというのは男性も女性も共通なのです。今はスマホの台頭で猫背の人が急激に増えてきました。この猫背姿勢、骨盤が後ろ側に倒れてしまいます(骨盤後傾)。そうすると腹圧という腹筋のインナーマッスルにあたる筋肉が稼働しなくなり、お腹周りが緩んでしまいます。すると内臓が下腹部に下垂してきて、その下垂した内臓を守ろうと脂肪を付けてぽっこりお腹を形成します。繰り返しになりますが、これは男性も女性も共通のぽっこりお腹になる経路です。この猫背姿勢の場合、ぽっこりお腹の解消は非常に困難です。内臓が下垂するので、脳みそは「ぽっこりお腹にして下腹部の内臓を守らないと」と躍起になります。この脳みその誤解を解いてあげないと、ぽっこりお腹は解消出来ません。正しい姿勢を作り、内臓を引き上げ、脳みそに「あっ、このぽっこりお腹はもう必要ないんですね？じゃあエネルギーとして使っちゃいます」と思わせないと、なかなかぽっこりお腹は改善出来ません。ぽっこりお腹は直接的にアプローチするのではなく、遠回りに感じるかもしれませんが、姿勢の改善から入っていく事が大切です。
ぽっこりお腹は肝臓の位置関係もある？
女性は頬が痩せやすい？
一般的に体脂肪というのは、肝臓に近い所からついていき、肝臓に遠い場所から落ちていくと言われています。ぽっこりお腹は肝臓に近い場所なので、そもそも付きやすいですし、落ちにくいのです。よく女性は３０代に入ってくると頬から痩せて(コケてしまうから、ダイエットが難しいなんて事を聞きますが、これは正に肝臓の位置関係によるものです。また手足は痩せてくるのにお腹が痩せないんですと言うお客様も居ますが、手足が落ちてきてるのでここからがぽっこりお腹の解消のフェーズなのです。ここでモチベーションを落としてしまうと非常にもったいないという事をお伝えして、お客様には引き続きダイエットに取り組んでもらっています。この落ちる順番を知っているだけでもモチベーションを保つ事出来るので、皆さんも体脂肪が落ちる順番というのを覚えておいてください。
ぽっこりお腹を改善する方法
筋トレで姿勢を正して脳を再教育
姿勢が悪くなると内臓が下垂してしまい、ぽっこりお腹を形成してしまいます。正しい姿勢を作る事で内臓を元の位置に戻し、脳みそに「ここの脂肪(ぽっこりお腹部分)は要らないんですね。じゃあエネルギーとして使用しちゃいます」と教育しないとなりません。なので、一見遠まわりですが、姿勢を正すための筋トレを実践して脳みその再教育を行いましょう。姿勢の改善に関して書き始めると、また膨大な量になるので過去のコラムを見てみてください。
https://enbody-tsukishima.com/columns/daietto-sisei-kaizen.html
https://enbody-tsukishima.com/columns/sisei-kaizen-tore-ningu-zimu.html
脳みその再教育にはストレッチと筋トレが必要になってきます。
そこらへんの詳しい話も記載しておりますので、是非リンク先に飛んでみて、読んでいただけますと幸いです。
ぽっこりお腹、最後はやっぱり体脂肪
女性のぽっこりお腹を改善するために色々と書いてきましたが、最後の最後はやはり体脂肪量に依存するので、体脂肪を落とすための筋トレや有酸素運動は必須になってきます。姿勢を正しても「摂取カロリー＞消費カロリー」だったら、いつまで経ってもぽっこりお腹を改善する事は出来ません。正しい姿勢の基で正しい筋トレを行い、食事戦略を整えていく事で、女性らしい綺麗なボディラインを作る事が出来ますし、それが結果的にぽっこりお腹を改善する事にも繋がります。ぽっこりお腹が改善されてくると、さらにそこからよりレベルアップして、もっともっときれいな体を作りたいという良い意味の願望も生まれてくるでしょう。その理想を叶えるにはやはり専門家のアドバイスが必要になってきますが、まずは正しい姿勢を作ってぽっこりお腹の改善を試みてみてください。最後になりますが、女性は男性に比べて便秘になりやすい特徴もあります。この便秘も、見た目的にぽっこりお腹を作ってしまうで、注意が必要です。便秘の解消に関しては腸内環境の正常化が必要なので、また別のアプローチが必要となってきます。機会があればまた別のコラムで書きたいと思います。
まとめ
いかがでしたか？女性はぽっこりお腹になりやすい理由と、根本改善するためには姿勢の改善が必要という事を書いてみました。今までしなかった事も多かったと思いますので、何度も読み返してご自身の筋トレのブーストにしていただけたら幸いです。当パーソナルトレーニングジムenbodyでも体験トレーニングを随時行っておりますので、ぽっこりお腹の改善はもちろん、美脚や美尻、シェイプアップ等に興味のある方はお問合わせください。
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このパーソナルトレーニングコラムを書いた人
月島・勝どきエリアのパーソナルジムenbody 代表パーソナルトレーナー原田 雅人
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当パーソナルトレーニングジムでは「パーソナルトレーニングを通じて、お客様の人生の質の向上をお手伝いする」をモットーに活動しております。
私自身、幼少期から様々な身体の不調に悩まされてきましたが、それを解決してくれたのがトレーニングでした。
ぜひ今あるお悩みを解決してもっと幸せになって頂くためのお手伝いをさせて下さい。
パーソナルトレーニングを通じて皆様の人生を向上させる事ができる事の喜びと責任を持って、常にベストな提案をしてまいります。
今に驕ることなく、日々探求しながらより良いサポートができるように邁進しております。
そしてこの地域に少しでも貢献していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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