前回のコラム「腰痛には整体(マッサージ)とトレーニングどちらが効果的？①」では、腰痛になる原因について書いてみました。後編では整体とマッサージ、そしてトレーニングのそれぞれの特徴を記載しつつ、どのように腰痛を改善して行ったら良いのかを書いていきたいと思います。最後までお付き合いいただけると幸いです。
腰痛には整体(マッサージ)とトレーニングどちらが効果的？①をまだお読みで無い方はこちらから
整体、マッサージ、トレーニングの特徴
整体の特徴とは！？
整体とは骨格の歪みを整えて矯正したり、筋肉の疲労やそれに伴う張りをほぐしたりする事が出来ます。身体全体の筋肉や骨格のバランスを整える事で、身体の不調の改善だったりケガの予防をする事が可能なのが特徴です。施術は主に手技(機械などを使わずに手で行う施術）で行われます。当ジムではPNFという理学療法士の方が使うテクニックを駆使して、お客様の身体の不調を取り除いております。
整体は身体の痛みや痺れに対して、改善策の一種として施術を行いますが、あくまで法定外の医療十字行為にあたります。
つまり診断や治療等の医療行為を行う事は出来ません。その為、保険も当然適用外となります。
また、整体院によって手技手法は様々なので、ご自身に合った整体師を探してみると良いでしょう。
国家資格を持っているからとか、歴が長いからとかではなく、ご自身の受けた時の感覚とビフォーアフターを主軸に置いて選定してみてください。
マッサージの特徴とは！？
マッサージは主に身体の表面から一定の刺激を与えて、血流の促進や体組織の代謝を促進していく手技です。疲労の回復を早める効果が期待出来ますので、身体の不調や怠さを取り除くのに適しています。
混合されやすいですが、本来「マッサージ」と店舗で謳うには条件があります。それは「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格を有しているかどうか？になります。その為、あん摩マッサージ指圧師が在中していないリラクゼーション店、エステサロン等のマッサージに近い施術内容は「もみほぐし」や「トリートメント」、「リフレクソロジー」と呼ばれています。逆にあん摩マッサージ指圧師が在中していないのに、マッサージや治療院と名乗るのは違法になるので、そういったお店があったとしたら注意が必要です。
似た施術に中国式マッサージやタイ式マッサージがありますが、こちらはどちらかというと身体の歪みやコリを改善する為に開院している店舗が多いかと思います。もちろんリラクゼーションの一環で中国式マッサージやタイ式マッサージを取り入れてるお店もあるので、好みと用途に合わせてセレクトしましょう。
トレーニングの特徴とは！？
トレーニングは自体重やダンベルなどの器具を使って筋肉に過負荷を与え、筋力や筋肉量を上げていくことを目的としています。その他、各筋肉の連動性を養って身体への負担を軽減したり、各関節の正しい使い方を覚えてケガの予防をすることが出来ます。
ジムによって指導方針に特色があり、ボディビル大会を目指す人もいれば、ダイエットやキレイなボディラインを作るボディメイク、アスリート向けの機能性の向上や、腰痛やひざ痛などの疼痛を改善するためのトレーニングプログラムを提供するジムがあります。
enbodyでは特にダイエットやボディメイク、疼痛改善の為に通われるお客様が非常に多いのが特徴です。
症状別腰痛の改善方法
慢性的な腰痛にはまず整体
もし今現在、慢性的な腰痛に悩まされているとしたらまずは整体を受けてみると良いでしょう。というのも慢性的な腰痛の場合、そのほとんどが筋肉の凝りや硬さによって引き起こされている可能性が高いからです。筋肉が固まっている状態でトレーニングをしても、骨格が正しい配列にないので逆に身体に負担を掛けてしまい、腰痛を悪化させてしまう事があるからです。マッサージも有効な手段の一つではありますが、深部の筋肉までマッサージの圧が届かない場合もあるので、やはり整体で筋肉の凝りや張りを改善する事を優先してみましょう。
しかし、大前提として覚えておいて欲しいのが、痺れや急な腰痛等の場合は必ず医療機関を受診してください。ヘルニアや神経痛だとしたら、整体師やマッサージ、ましてやトレーニングは禁忌になる場合もあるからです。
実際に当ジムのお客様でも腰痛を発症して病院に行った所、坐骨神経痛と診断されて、２週間安静と言われた方がいらっしゃいました。ここで下手にトレーニングや整体を行ってしまっていたら腰痛がますます悪化していた可能性もありました。
逆に病院で湿布だけもらって何も言われなかったという場合は整体やトレーニングが有効というお墨付きを貰ったと同義なので、改善の為の次の一手が明確化します。
腰痛発症で病院に行くのはめんどうと思われる方も多いのですが、ひどい場合はヘルニアの可能性もあったりしますので、まずは医療機関を受診してみましょう。
同じ姿勢で発症する腰痛はトレーニングを！
座りっぱなしや立ちっぱなしというように、同じ姿勢を保持していると段々と腰周りが痛くなってくるパターンの腰痛は、筋力不足や姿勢不良が主な原因である為、トレーニングをするようにしましょう。
座りっぱなしの時に痛むのは腰に過剰な負担が掛かっている事が考えられるので、背筋を伸ばす為にも背筋や殿筋周りをトレーニングしてあげるのが良いでしょう。PC作業等で腰痛になる場合は、モニターの位置を変えたり椅子を変えないとトレーニングしただけでは解消しない場合もあったりします。
立ちっぱなし腰痛の場合は反り腰や骨盤前方スライド等、姿勢不良が原因で腰に負担が掛かっている可能性があります。正しい姿勢を作り、腰の筋肉だけでなく腹圧をかけながら立つ事で、腰への負担を減らす事が出来ますから、腰痛を抑える事が可能となります。
どちらのパターンもストレッチを並行して行うと良いでしょう。腰周りに負荷がかかるという事は大なり小なり筋肉が硬くなっているので、ストレッチでほぐしてあげてからトレーニングをする事で、より一層改善が見込めます。
突発的な腰痛はまず病院に！
突発的な腰痛…つまりギックリ腰や筋挫傷による腰痛は、整体やマッサージ店ではなく、まずは外科等の病院に行くようにしましょう。前々頁でもお伝えしましたが、ヘルニアやギックリ腰の状態で整体やマッサージ、トレーニング等を行ってしまうと、腰痛を改善しようとした結果、腰痛を悪化させてしまうリスクがあるからです。
重い荷物を持った時に「ピキッ」と腰に違和感が来たとか、急に立上がったら腰が「ピキッ」となったという人は、迷わず病院に駆け込みましょう。病院でレントゲンやMRIを撮ってみて何もなければ、筋肉の問題(硬さや弱さ)になるので、整体やトレーニングで改善が見込めます。
もし保存療法をしましょうと言われたら「いつから腰痛改善の為のトレーニングや整体はスタートしてもいいですか？」と質問をして、その期間はおとなしくしているのが良いでしょう。
たまに保存療法中に安静にしているがゆえに肩こりが酷く、頭痛が起こるという人が当ジムにも来ますが、腰に負担の掛からない体位で肩こり改善の為の整体を施療したりします。動ける範囲なら肩回しや簡単なストレッチはしていっても良いですが、腰痛が悪化しそうな過度なトレーニングやストレッチは控えましょう。
まとめ
今回は腰痛に対する対策としてコラムを書かせていただきました。
もし今現在、腰痛にお悩みで改善をしたいと思っている方が居ましたら一度、当ジムに体験にお越しください。
何が原因かをしっかりと判断し、適切なアドバイスをさせていただきます。
当ジムでは腰痛や肩こりの改善にも適したコースを多数用意しておりますので、ぜひご検討ください。
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月島・勝どきエリアのパーソナルジムenbody 代表パーソナルトレーナー原田 雅人
メッセージ
当パーソナルトレーニングジムでは「パーソナルトレーニングを通じて、お客様の人生の質の向上をお手伝いする」をモットーに活動しております。
私自身、幼少期から様々な身体の不調に悩まされてきましたが、それを解決してくれたのがトレーニングでした。
ぜひ今あるお悩みを解決してもっと幸せになって頂くためのお手伝いをさせて下さい。
パーソナルトレーニングを通じて皆様の人生を向上させる事ができる事の喜びと責任を持って、常にベストな提案をしてまいります。
今に驕ることなく、日々探求しながらより良いサポートができるように邁進しております。
そしてこの地域に少しでも貢献していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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